「リューズを下」というのは腕に時計を着けた状態のことで、2姿勢(文字盤上、リューズ下)で調整されている場合、この姿勢は精度が良いかもしれません。どれほど有意な効果があるがわかりませんが。。。(ちなみに5姿勢で調整されるクロノメーター試験では15日間のうちリューズ下(3時下)はリューズ上姿勢(9時下)と同じ2日間です)
リューズの付いている巻き真は、時計の中心まで深く貫いている繊細なパーツです。使った時計を置くときに、毎回リューズを下にしてカチャっと置くというのはとても危険な気がします。水滴が岩を穿つように、時計内部にダメージを及ぼすかもしれませんし、せっかくの頑丈なねじ込みリューズも気づかぬうちに機能低下しているかもしれません。アンティーク時計は特に注意が必要です。
日常の使い方という観点では、「リューズ下で置く」は「机の端に置かない」のと同様、余計なリスクを冒さないよう、やめた方が良いと思いました。