5月5日、こどもの日 とある地方のブランドショップにて
腕時計のショーケースの前はところどころ通れない。セイコー逆輸入モデルとスイスの高級品?とローレックスの前。
セイコー逆輸入モデルの前では東南アジア系の若者達が、私にはわからない言葉でなにやら熱心にお話中。
スイスの高級品?の前は家族連れ。六十歳くらいの上品なお母さんが旦那さんや店員に「これはスイスの時計だよ」と説明されながら手に取ってながめている。遠慮がちに早々に店員に返したらと思ったら、すぐに「こっちを見せてください」と。お母さん、スイスの時計は初めてのようですが、やる気まんまんですね。
ああ、そうか。 『母の日』ですもんね。
私がその家族連れのとなりでローレックスのエアキングの値札の中身を確認していると(どこでも値段はいっしょなのネ........)先程のアジアの若者達らしき言葉が背後にやってきてなにやらまたお話中。
私はほとんど興味なしだけど、人気あるのね〜、ローレックスは、やはり。
その気になればいつまでもながめていられそうな、誰もいない、誰もやって来ないところもあり。
あったのは、クオーツの10万円以上の物数本と機械式高級品のローエンドモデルが一本。
見れば見るほどさっき値札を確認したモデルのメーカーのデザインに似ている。
先程のセイコー逆輸入品、やはり「世界のセイコー」とは輸出用海外向けモデルのことだったか。
この店は以前から、IWCについては ポートフィノ・オートマチック、カレンダー付き を扱ってきた。
ところが最近のチラシでの情報通り、クオーツ、2針、カレンダー無し のモデルになってしまった。
ところでいったん成長し活動し始めればエサを与えなくても自分で何とかできる品種の新種はエサを今までよりたくさん与えたのか、それともエサが違うのか、今までより大型で見た目も、これでもか!、と言う様なはっきり、くっきりした容姿で悪くいえば大味な感じとなり、いままでのさりげない、ひかえめな品のいい姿がどこかに行ってしまった。
さりげない、ひかえめな品のいい感じの旧種は、世界中の「ネット」という海原にすべて解き放たれちゃって、もう自分で釣り上げるしかない模様。調査の結果、欧州と北米のあたりにまだ結構生息しているらしい。
私は欧州の方から釣り上げたんだっけな、そういえば。あれはどちらかといえば珍種のほうだったか?、それとも亜種か?。
さて、むりやりの結び。
日本人にとって現在も 「いい腕時計」 とは、 「スイスの腕時計」 ということなのかしら?