こんにちは。
Cassardes社は、大正時代にルドルフ・シュミットが経営していた横浜の時計輸入商社の工房で、もともと本国スイスのヌーシャテルにありました。ヌーシャテルといえば時計の聖地として世界遺産にもなってますね。このシュミット商会は懐中時計や軍用腕時計を日本国内に卸していました。
徐々に製造拠点を日本に移しつつある中、1930年に同社に勤めていた誰々が、貴金属・時計製造の尚工舎を買い取ってシチズンを創業したことになっています。が、吸収合併したのが実際ではないでしょうか。実際、1918年にはシュミット商会のブランド銘のひとつにCitizenがあったようです。シチズン創業の1930年以前のシュミット商会の腕時計かなと。
翌年の1931年からシチズンが腕時計を販売し今の成功があるのは、写真のCassardesの腕時計の小型ムーブメントの技術があったから、と言えなくもない。。。