実験してみることをおすすめします。
方法論はいろいろあると思われますが…
完全な停止状態から30回位手で巻いて、(巻き上がりがつかめるようなら巻き上がりまで)平均的な1日だと思えるように2日行動し、そのまま時計を放置します。で、どの位で止まるかな? と。
自分のライフスタイルで、その時計のぜんまいをを何処まで巻き上げているか目安をつけておくのは悪くないことだと思います。
例えば…
普通の(定義が難しいか…)ビジネスマンであれば、間違いなく翌朝までは動いているでしょう。止まるようならかなり動きが少ないライフスタイルと言えると思います。その場合は手で巻いて補うか、夜間はワインディングマシンにといった配慮が必要でしょう。
夕方くらいまで動いていればほぼ気にしなくて良いと思います。
その時計の最大巻上げ時の稼働時間(パワーリザーブ)はカタログなどにも記載されていると思いますので、それを参考にして下さい。
それに近い時間動き続けていれば、巻き上げに関してはほぼ心配ないとみてよいでしょう。
今日は動かなかったと思える日があれば手で巻いて補う程度で十分です。また、特定の日(日曜日など)使用しないとか、腕につける時間が短い、動きが少ないなどが予想されますので、考慮してください。
せっかくの時計をおいてけぼりにするのはちょっと寂しいかもしれませんが、そこはがまんです。
また、手で巻くのであれば、竜頭廻りのクリーニングには気を使ってください。手巻きほどではないにしても、結構汚れがたまります。
最初の一巻きめはゆっくりまわしてください。なれないと竜頭のポジションがつかめず、時刻合わせやカレンダーのポジションになっていて、まぁ時間が動いてしまうのはいいのですがカレンダーは時間帯によってはまずいので…
よくぜんまいは一杯に巻き上げて常に同じ状態で使用するのがベストと言われますが、手巻きは可能ですが、自動巻きではかなり困難。毎日巻けばいいのでしょうけど、それじゃ自動巻きの意味がない…
ので、あまり気にせず、精度が落ちず、止まらなければ良しというのが私流です。
以上、おじゃまいたしました。