- 中三針
- 秒針、分針、時針の3本が文字盤の中心にある時計。センターセコンド。
- ナビゲーションウォッチ
- ベゼルの計算尺で割り算、速度、ガソリン消費量の算出などの計算が可能な航空用の時計。リンドバーグが 1927年に大西洋無着陸横断の時に使用したロンジンのウィームスや、ブライトリングのナビタイマーが有名。
- 日差
- 時計の1日の進み、遅れの度合い。機械式時計の場合10秒から20秒が標準的。
- 日常生活防水
- 洗顔時の水滴や汗、雨などに耐えられる防水レベル。通常3気圧(30m)防水。水泳、入浴には十分ではない。
- 二番車
- ムーブメントの中心にある歯車で、1時間に1回転するため分針が付く。ゼンマイからの動力を三番車に伝達する。
- ねじ込み式裏蓋
- ->スクリューバック
- ねじ込み式リューズ
- 一旦緩めないと操作できないリューズ。防水性、機密性が高い。
- ハイビート
- 21,600振動/時よりも高い振動数のムーブメント。現在市販時計ではゼニスのエルプリメロの36,000振動/時が最高。<->ロービート
- パイロットウォッチ
- ->ナビゲーション・ウォッチ
- 歯車
- 動力を伝達する部品。カナと噛み合わせて回転数を減速、増速させる。
- バーゼルワールド
- スイスの国際都市バーゼルで毎年3月に開催される世界中の時計メーカーが参加する見本市。2003年からパーツ会社等の会場をチューリッヒに移し、時計宝飾展示のみになりバーゼルフェアからバーゼルワールドに名称を変更。
- バネ棒
- ケース本体にバンドを取り付けるための内部にバネの入った棒。スプリングバーともいう。
- ハック機能
- 秒針を停止できる機能。兵士同士が作戦時間の時計合せをする際の掛け声に由来。
- バックル
- 時計のブレスレット、ベルトの留め具のこと。
- ハートカム
- 歯車に付くハート型の部品。これをハンマーで押さえつけると歯車が最初の回転位置に戻る。クロノグラフの各種積算計の針のリセットに使われる。
- ハーフハンター
- ->ハンターケース
- パーペチュアル
- 永久を意味する英単語。ロレックスのPERPETUALは自動巻きのムーブメントのこと。
- パーペチュアルカレンダー
- 日付を無補正で表示できる機構。永久カレンダーともいう。 1月、3月・・の大の月、2月の28日、4月、6月・・の小の月、4年に一度のうるう年の2月の29日も歯車でプログラムされている。
- バルジュー
- クロノグラフのムーブメントで有名なメーカー。1901年スイスのジュー渓谷(Vallee de Joux)に設立、1941年にエボーシュ連合に入り、1983年にETA社に統合。手巻クロノグラフ、キャリバー23、72系は傑作。1973年開発の7750系の自動巻クロノグラフは現在でもたくさんのメーカーに供給されている。
- パルスメーター
- 心拍数を測れる目盛。クロノグラフのベゼルや文字盤に使われる。
- バレル
- 香箱(こうばこ)ともいう。ゼンマイが入っている丸型の箱。機械式時計動力源。
- パワーリザーブ
- 1回の巻き上げで長時間動作する時計、あるいは動作時間を表す。巻き上げの残量を文字盤にあるインジケーターで表示する機構のことを言うこともある。
- ハンターケース
- 懐中時計で文字盤側と裏側の両方に保護のための蓋が付いているケース。ハーフハンターは文字盤側の蓋の真ん中に穴があいているので蓋を開けなくても時間がわかる。
- ハンド
- 時計の針のこと。ブレゲハンド、リーフハンド、アロー、ドーフィン等様々なデザインがある。
- バンパー式自動巻き
- 回転ローターが半回転しかしない自動巻機構。
- ひげゼンマイ
- テンプに付いているゼンマイ状のバネ。アンクルからの力を等時性のあるバネの振動でテンプを一定周期で振動させる。
- 尾錠(びじょう)
- 腕時計のベルトの留め金。
- ビート数
- 1時間あたりのテンプの振動数のこと。通常の腕時計は21,600から28.000振動。
- ピラーホイール
- コラムホイールともいう。クロノグラフの動作をコントロールする部品。プッシュボタンが軽快。製造には高い精度とコストがかかるため、今では簡略化されたカムが一般的。量産クロノグラフではフレデリック・ピゲ製、ゼニス製が有名。
- 風防
- 文字盤を保護するガラス。
- 複雑時計
- ->コンプリケーション・ウォッチ
- 不定時法
- 昼と夜を別々に分割して時刻を決めるため、季節によって時間単位が異なる。江戸時代の時刻法として知られているが、日時計や水時計を使用していた紀元前の古代エジプトでも用いられていた。<->定時法
- フライバック
- クロノグラフで計測中にリセットボタンでゼロに戻って計測を継続できる機構。
- プラスチック風防
- アクリル樹脂製の風防。有機ガラスともいう。傷つきやすいが研磨できたり、交換コストも安いというメリットがある。
- プラチナ
- 時計ケースに採用される素材としては最高級品の希少な貴金属。比重が高く重い。ホワイトゴールドではない。
- 振り子時計
- ガリレオの発見した振り子の等時性を調速に利用した時計。1656年にオランダのクリスチャン・ホイヘンスが初めて開発した。
- ブルースティール
- 銀色のスティールに焼き入れし美しい青みを定着させたもの。針やネジの素材として伝統的に使われている。
- ブレゲ
- アブラアン・ルイ・ブレゲ。スイスのニューシャテル生まれの天才時計師(1747〜1823)。時計の進化を100年早めたといわれる。1775年にブレゲ社を創設。顧客にはマリー・アントワネット、ナポレオン等。
- ブレゲ針(ブレゲ・ハンド)
- ブレゲが考案。剣先に丸い穴を持つ針。伝統的スタイル。
- ブレゲ数字
- ブレゲが考案。やや斜体がかったアラビアン数字のインデックス。
- ブレゲひげぜんまい
- ブレゲが考案。ひげゼンマイを改良したもので、外側の先端を中心部へ持ち上げた形をしている。等時性に優れている。
- ブレスレット
- 金属製のバンド。
- ヘアライン仕上げ
- 金属の表面に細かいラインを施した仕上げ。時計のケース等に施されるつや消し技法。<->ポリッシュ仕上げ
- ベゼル
- ケース前面の風防ガラスを取り囲む部分。回転ベゼルなど。タキメーターべセル等。
- ペルラージュ仕上げ
- 時計内部の地板や裏ブタに使われるうろこ状の伝統的模様。
- ボーイズサイズ
- メンズとレディースの中間に当たるミディアムサイズの時計。
- ポインターデイト
- ダイアル外周の日付インデックスを針で指し示すスタイル。
- 防水
- 時計ケース内部への水の浸入を防ぐ機能。スクリューバックやO(オー)リング、ダイバーズウォッチに使用されるねじ込み式リューズや一体型ケースの他、各メーカー独自の密閉性や対水圧性を高める様々な防水技術が開発されている。
- ポコ式
- 時計の裏蓋がはめ込み式のこと。
- ポーセリン
- 陶製の文字盤。
- 歩度(ほど)
- 時計の進み、遅れ具合。日差、月差、年差で表現する。
- ポリッシュ仕上げ
- 時計のケースを研磨してつるつるにした鏡面仕上げ。<->ヘアライン仕上げ
- ホールクロック
- 屋内の設置される縦長で大型の置時計。