2003年に新宿小田急で開催されたワールドウォッチフェアにて、パンフレットと一緒に配られていたペーパークラフトの展開図。
ペーパークラフト・デザイナーの光武利将氏によるもので、パテックフィリップとショパールの実物大の時計がA4用紙1枚で作れてしまいます。昨年の期間限定でサイトからダウンロードできたのですが、残念ながら今はダウンロードできません。
完成図は氏のサイトPAPER-CRACF.netをご覧ください。
フェアで展示されていた高級ブランド、パテックフィリップの記念モデルで、トリプルカレンダー、ムーンフェイズ付きの時計です。
文字盤も本物と同様にカレンダーのディスク、ムーンフェイズのディスク等で4層構造、ベゼルもいくつものパーツに分かれています。裏側から覗けるムーブメントも自動巻きのローターやブリッジも作ります。大変なのはブレスのコマを1つ1つ作って繋げないといけないところです。
シャレかと思えてしまうほどの精緻な展開図の一部をご覧ください。
本物のムーブメントの展開図に似ています。 |
作る醍醐味のある文字盤やケース部分。風防やシースルーバックにはプラ板を使用。 |
気が狂いそうなブレスレットのパーツ。ケースに取り付けるバネ棒には楊枝を使います。 |
もう1つはショパールのハッピーダイヤモンドです。ハッピーダイヤモンドシリーズといえば、文字盤の中をダイヤがころころ動く人気の宝飾時計です。パーツの数はパテックより少なめですが、こちらはレディースモデルなので、どのパーツも小さいため難易度が高そうです。ベゼルに埋め尽くされたダイヤもきちんと印刷されています。
組み立て方。上のパテックよりもシンプル。 |
ベゼル部分の細かいダイヤモンドがリアル。 |
更に細かい7連ブレスレットのパーツ。 |
完成図のように作るのは神業でしょう。作成しようという意気込みは今のところございません。