オリンピックの公式計時（Official Timer）を担うオフィシャル・タイムキーパー（Official Timekeeper）。
公式計時は、文字通りオリンピックの公式記録を担う重要なポジションであり、多くのスポンサーの中でも、1業種1社を原則とするオリンピックのワールドワイド公式パートナー（IOC/TOPパートナー）11社のうちのひとつ。

第一回のアテネ大会にストップウォッチを提供した「ロンジン」が最初とされています。
しかし、全種目の計時を任されたのは1932年ロサンゼルス大会での「オメガ」が初となります。オメガは2012年のロンドンで記念すべき25回目を迎えると公式ホームページで発表しています。厳密には、その25回のうち6回は「スイスタイミング」社。更に、表向きオメガやスウォッチが公式計時であった場合でも、実際の機材提供や運営は同社が行っています。
スイスタイミングとは、1972年にオメガとロンジンが共同で設立した競技会の計時専門会社で、現在はオメガの子会社です。事実上、スウォッチグループの競技記録部門。