2レジスター・クロノグラフ/直径34mm/厚さ11.5mm |
適度に焼けたクリームマットのアンティーク文字盤 |
古典クロノグラフ |
隠れた名門、アンジェラス社の1950年代の小型のクロノグラフ。3時位置には30分積算計、9時位置には60秒永久秒針が配置されています。
アラビア数字の焼けたクリーム色の文字盤は、とても良い味わいで、ブルースチールの針とのコントラストが美しいです。
アンジェラス社の名前はあまり知られていませんが、1891年にスイスのル・ロックルに創業した高品質な自社ムーブメントを製造するメーカーでした。
バルジュー社やビーナス社のようにムーブメントを大量生産し様々な時計メーカーに供給することはせず、自社開発したムーブメントを使った腕時計や置時計を製造、販売するマニュファクチュールでした。
最近、パネライが、アンジェラス(アンジェリュス)製の8日巻きムーブメントの時計を復刻したことでも注目されています。
アンジェラスのクロノグラフといえば、直径33mmのキャリバー215が有名ですが、この時計のムーブメントは、直径26.6mmという幻のキャリバー250/251系です。
手巻き/直径26.6mm/17石/毎j時18,000振動 |
ピラーホイールとキャリングアームを採用する古典的なクロノグラフです。クロノグラフランナーのブリッジ等パーツは、重厚なアンジェラスの印象に反し、薄く小型化されていることがわかります。
プッシャーの操作はとても軽快で、高品質なオールドムーブを体感できます。