「からくり人形(オートマタ)」は、同じゼンマイ仕掛けの「機械式時計」と古くから深い関係があります。そのメカニズムは、クロノグラフやパーペチュアルカレンダーなどの複雑時計にも通じます。中には裏側にオートマタ(からくり人形)を搭載した機械式腕時計もあるのです。
ここでは、有名なからくり人形、弓曳童子の組み立てキットを紹介します。
学研 大人の科学シリーズ「弓曳童子」 |
ゼンマイ |
ゼンマイです。
動力部 |
ゼンマイに芯棒を通し、歯車、カムなどを取り付けます。
カムとカム板 |
カムとカム板をセット |
カムが回転することでカム板が動き、人形を制御します。7組すべてのカムとカム板をセットします。
前板をかぶせる |
潤滑油 |
前板をかぶせ、組み歯車を取り付けます。歯車には潤滑油をさします。
動力部と駆動部の完成 |
動作のチェック |
ゼンマイを巻いて動作のチェックをします。
胴体の組み立て |
右半身、左半身、肩板を組み立てます。
カム板の動きは糸をとおして体の各部を動かします。糸かけは非常に重要な作業です。
右ひじ |
カナ板の結び目 |
首まわり |
初期調整 |
ゼンマイを動かしながら、各部が正しく作動するように、糸の長さを調整します。
矢立ての取り付け |
矢立てを取り付けた天板をかぶせます。
右腕の組み立て |
弓に弦を張り、右腕を一番長いカナ板に取り付け、糸かけを行います。
ゼンマイを巻き、右腕を動かし、矢を正しく掴めるように矢立ての位置と高さを調整します。
矢に手を伸ばす |
矢をつかむ |
持ち上げる |
右腕の位置 |
矢を正しくつがえるように調整します。右腕の位置を胴体内部のネジで微調整しながら、矢が正しく弦に引っかかるようにします。
矢を射る |
矢が正しく飛ぶように慎重に根気良く調整します。
服を着せれば完成です。