腕時計の完成

SWATCH(機械式)の組み立て (3)

続いて文字盤側の裏輪列、カレンダー機構、リューズ切り替え機構を組み立てます。

機械台に設置

地板

裏返して機械台に固定します。

アンクルの取り付け

アンクルを置き、上からアンクル受をかぶせます。ホゾを受け石に入れる作業はコツがいります。とても小さいパーツなので注意深く取り扱います。

アンクル

アンクル受の取り付け

受石とネジ止め

テンプの取り付け

オシドリ(1)、(2)

テンプ一式

テンプを取り付ける前に、テンプの振り石が入るように、アンクルの竿(サオ)を内側に向けておきます。テンプはヒゲゼンマイでぶらさがっています。他のパーツにぶつけて傷つけないように慎重に扱います。

オシドリ(1)、(2)

テンプ一式

斜め横からテンプ本体をゆっくり近づけ、テン真をホゾ穴に入れます。機械台ごとムーブメントを回転させ、テンプ一式を収めるのがコツです。

文字盤の組み立て

カレンダーの調整

文字盤

時計の針は12時位置で取り付けるため、時刻合せ状態のリューズを回し、カレンダーを切り替わる位置に微調整しておきます。

文字盤は時計の顔なので、傷や汚れが付かないように慎重に取り扱います。

時針、分針、秒針の順番に取り付けます。針が重なったときにぶつからないように注意します。

針押さえ

時針と秒針

針がぶつからないよう注意

ケースに格納

ムーブメントリング

ケースに固定

ムーブメントにブラスティックのムーブメントのリングを付け、ケースに格納します。ムーブメントを時計周りに少し回転させると、ケースに固定されます。

リューズの取り付け

リューズの取り付け

ここでのリューズの取り付けは重要です。強引に挿入すると中の切り替え機構が外れてしまいます。文字盤、針、カレンダー機構をすべて分解して、リューズ切り替え部分を組み直すことになります。

挿入する根元のポッチを軽く押して、リューズの巻き真をゆっくり挿入します。その際、リューズを軽く回しつつ挿入するとスムーズに入ります。

自動巻き機構の取り付け

ローターの取り付け

自走巻きローターはスルスルと回転するので、テンプなどに接触しないように注意します。2箇所のネジで固定します。

裏蓋の取り付け

裏蓋の装着

透明プラスティックの裏蓋をかぶせます。蓋の周囲を徐々にはめ込んでいきます。プラスティックなので割れないように注意します。

皮ベルトの装着

皮ベルト

最後に皮ベルトをピンで固定します。尾錠が付いたベルトを時計の上部に取り付けます。

完成

完成

以上で、腕時計が完成しました。

勉強不足のため間違い等もあるかと思いますが、 ご指摘、ご意見、ご感想お待ちしています。

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