機械式時計を好きになるほど、やはり分解してみたくなるものです。ここでは、そのような方々のために、実際に腕時計を分解していく過程を紹介します。どうぞお楽しみください。
ただし、個人で腕時計を分解された場合、メーカー保証の対象外になります。また、精度が悪くなったり、パーツが紛失したり、最悪動かなくなってしまう可能性もありますので、お勧めはいたしません。自己責任で行ってください。
1994年製SWATCH |
SWATCH(スウォッチ)のオートマチック(自動巻き)の腕時計を教材として扱います。
そもそもSWATCHは世界最大ムーブメントメーカーETA社のブランドであり、中身も当然、標準的なスイス製機械式ムーブメントの構造です。お値段も非常に手ごろで、今回の時計はセール特価で3,000円です。
時計を分解するためには、精密ドライバー、ピンセット等の専門工具が必要です。詳しくはこちらを参照してください。
シースルーバック |
ラグにある「ETA社」のマーク |
フランス製の皮ベルト |
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まずは、時計をじっくり観察しましょう。
そして、機能の確認を行います。
これに加えて、実際にオーバーホールをされる技術者は、文字盤や針、ガラス、ケース、リューズなど細部にいたるまで傷や汚れ、劣化の状態を確認します。
それでは、教材を穴の開くほど観察したところで、実際に分解に取り掛かりましょう。