我が兄に贈った腕時計。
製作過程は「自作の基礎:パーツの収集〜組み立て」とほぼ同じ。文字盤からケースまでスイス製。ムーブメントはETA2824-2。
コインエッジが施されたベゼル、オニオン型リューズ、スクエアなラグは、とても古臭くて良いです。サイズは38mm。
インデックスはローマン数字。腕時計のインデックスの4は、「IV」ではなく「IIII」です。ブレゲハンドはやはり素敵です。
ガラスのはめ込まれた裏蓋からは、スイスETA製の自動巻きムーブメント2824-2が見えます。
裏蓋はスクリュー式で内側にはゴムパッキンもあるので、防水性も高いです。
ベルトは濃紺のリザードに鮮やかなブルーのステッチで縫い上げました。(革ベルトの自作はこちらのページ)
芯は柔らかいディアスキンで厚みをもたせたところ、縫いしろがギリギリとなってしまい、飾り念を断念しました。
バックルはワンタッチ着脱可能なDバックル(ディプロイメントバックル)です。
どうもDバックルの金具が大きすぎてベルトループに干渉してしまいます。剣先がベルトループぎりぎりです。ベルトの長さをきつめに調節するとちょうど良いのですが。。。
マイクロセットで精度調整しました。画面に斜めの平行線がプロットされます。この「傾き」が進みや遅れ(秒/日)で、「平行線の間隔」がビートエラー(ミリ秒)です。
文字盤を上にした平置き、リューズ(3時)を下にした姿勢、縦置き(12時下)の3姿勢の精度を測ります。
自動巻きなので基本的にフルに巻き上がった状態で動き続けるので、十分に巻き上げて調整しました。
姿勢 | 日差 | 片振り(ビートエラー) |
平置き | 2.5sec/day | 0.8ms |
3時下 | 4.0sec/day | 1.0ms |
12時下 | 2.3sec/day | 0.8ms |