クロノグラフとは | 作動の図解 | メカニズム分類 | ムーブメント写真 | 歴史 | オールドムーブ仕様 | 最新ムーブ仕様
上のボタンでストップウォッチのスタート、ストップ、下のボタンで針をリセットします。電気やモーターを使わずに、どのようにストップウォッチの機能を実現しているのでしょうか。ここでは代表的なオールドムーブメントでもあるバルジュー23をもとにゆっくりと説明していきます。
【スタート】 | 【計測中】 | 【ストップ】 | 【リセット(帰零)】 |
各部の説明は、「クロノグラフとは?」で詳しく図解してます。
スタートボタンを押す前の状態です。 |
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プッシュボタンを押すと、ピラーホイール(コラムホイール)が一歯回転します。 ※このようにクラッチをスライドさせてトランスミッションホイールで動力を接続、切断する方式を「キャリングアーム方式」といいます。 |
クロノグラフホイール(秒積算)、ミニッツレコーディングホイール(分積算)に動力が伝わり、ストップウォッチの計測が始まります。 計測中はリセットハンマー(上の絵の左の爪)が、ピラーの谷に入り込めません。つまりリセットボタンを押せず、リセットできない状態です。 |
ストップウォッチで計測中の状態です。 |
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プッシュボタンを押すと、スタートの時と同じように、ピラーホイールが一歯回転します。 |
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ストップウォッチの計測が停止します。 |
ストップウォッチが停止中の状態です。 |
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リセットボタンを押すと、リセットハンマーが動きます。
最後に、リセットハンマーはハートカムを叩き、クロノグラフホイールとミニッツレコーディングホイールを元の位置に一瞬で戻します。 |
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クロノグラフは元の状態に戻りました。 |
各部の説明は、「クロノグラフとは?」で詳しく図解してます。
参考:Esemble-O-Graf Vol.7 Valjoux 23, c.1951, Western Pennsylvania Horological Institute, PA